任意売却は、競売と比べて金銭的なメリットがかなりあります。
もちろん、任意売却にはデメリットもあるため念のために確認し納得した上で手続きを行いましょう。
場合によっては頑張って返済した方がいい可能性もあります。
◇任意売却のデメリット
・精神的・金銭的重圧が大きい
住宅ローンを1・2か月滞納すると、金融機関から督促が届きます。
連帯保証人にもその請求が届くため、精神的な重圧は相当のものといえ任意売却の煩雑な手続きを行う心労も大きいでしょう。
また、3か月以上滞納があると信用情報機関に情報がいき、以降数年間借り入れができないというデメリットもついて回ります。
できれば滞納の前に金融機関に相談することをオススメします。
・連帯保証人の同意も必要
夫婦に多いケースですが、共同で住宅ローンを組んでいる場合に離婚が原因で任意売却するなら、連帯保証人である元妻・元夫の同意が必要となります。
同意が得られない場合は、当然任意売却はできないため、間に入って調停してくれるような相談機関を利用しましょう。
・断られることもある
住宅ローンを払えないから任意売却しようと軽い気持ちで申し込むのは危険です。
もし築年数が長い中古マンションを任意売却しようとしたら、市場価格で低い値段がついてしまいローンの残債が多額になってしまった場合は、金融機関が認めてくれないこともあります。
もちろん任意売却業者が間を取り持って交渉はしてくれますが、気軽にできる制度ではないことを肝に銘じておきましょう。
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